小説を時間をかけて読む方法
早く読んでしまう習慣をコントロールする
慣れというのは恐ろしいものです。
本を読むことは、自転車の乗り方のように無意識に行われます。
ですから、早く読めるようになると、じっくり、ゆっくり読むことが難しくなったりします。
ということで、ゆっくり本を読む方法です。
あ、逆のことを習慣づけると早く読むようになりますよ。
ポイント
読む行以外を隠す
普通は2,3行一度に目に入ってしまうので、読んでいる箇所を理解するまえに、次のイメージや解釈を始めてしまいがちです。
しおりなんかで、読んでいる行より先を隠すと、今読んでいるところだけに集中できます。
頭の中で音声化する
話すより考える速度の方が圧倒的に早い。
ですから、頭の中で音声化すると、朗読する速度並に速度を抑えられます。
頭の中で描画する
頭で理解した内容を、シーンとして描画します。
「理解(わかったつもり)」とか「イメージ、情景」というのは、頭に負荷がかからないのですが、それをシーンとして描き出すのは結構な作業です。
ですが、それはまた、シーンという映像的な楽しみを増やすことにもなるでしょう。
逆のポイント
逆に早く読むポイント。
- 次の行も目に入れて、先読みで解釈する
- 頭の中でもいちいち全て音声化しない
- 「理解」した時点で次へ行く
とくに、音声化しないことは、読書スピードを早くします。