拡張x264出力の設定 高画質
無圧縮じゃやってられないけど、できるだけ高画質で保存しておきたい、を目的とした設定です。ニコニコ動画には非対応です。
基本は高画質プリセットに2パスでビットレートを最高にしたもの。
検証用の素材は8/5の社長訓辞。上記設定でエンコードしたデータは24824151バイト。
拡張設定
初期Delayカット & TimeScale 4倍精度
サイズはほぼ変わらない。参照するフレームの精度が上がる。もし、インターレース映像を保存するならば必須。
出来ればチェックをいれる方がよい。
詳細
サブピクセル精度(--subme) & 動き予測アルゴリズム(--me)
subme を 7 から 6b に、me を Exhaustive Search から Uneven Multi-Hexagon にした。
サイズが3MB減り、画質の変化は確認できなかった。
subme 6b かつ Uneven Multi-Hexagonがおすすめ。
ベクトル探索範囲(--merange)
32 から 16 にしたところ、サイズが54KB減り画質の変化は確認できなかった。
参照距離(--ref)
5 から 3 にしたところ、2.7MBサイズ増えたが画質の変化は確認できなかった。
エンコードが少し軽い気がする。
混合参照(--mixed-refs)
チェック外すと233KBサイズが増えたが、画質の差はみられなかった。
デブロックフィルタ(--no-deblock, --deblock alpha, --deblock beta)
両数値を -2 から 0 にしたが画質の変化を確認できなかった。
サイズが38KB減った。
マクロブロック
8x8 イントラ動き補償(--partitions i8x8)
チェックを入れたところ、サイズが215KB減り画質の変化は確認できなかった。
(4x4, 4x8 and 8x4 Pフレーム動き補償以外全てチェックの状態)
参照フレーム化(--b-pyramid)
チェックを外すと、参照するフレームの精度が下がる。
サイズが565KB増えた。
双方向の動き予測(--byme)
外すとサイズが40KB増え、画質の変化は確認できなかった。
重み付け予測(--weightb)
外すとサイズが100KB増え、画質の変化は確認できなかった。
動き予測方式(--direct)
Temporal から Auto にしたところ、931KBサイズが減り、画質の変化は確認できなかった。
(--dirext-8x8 は Default)