はやぶさ、2010年にも打ち上げか

NIKKEI NETmsn news(毎日新聞)によると、はやぶさ*1の後継機開発計画が文部科学省宇宙開発委員会部会で発表されたそうです。
今回の行き先は、地球と火星の間にある小惑星1999JU3」。計画では、打ち上げは2010-11-20、小惑星到着が2013-5-27、帰還は2015-12となっているそうです。

計画発表≠打ち上げ決定

NASAに追われる立場のはやぶさプロジェクトですが、計画通りに進めば追い抜かれません。
しかし、今回の「発表」で安心かというと、全くそうではありません。先立つものがなければ、始められないのです。
来年度の予算が認められなければ、NASAに追い抜かれてしまうかも知れません。

JAXAによると、予算がついて開発をはじめられる科学プロジェクトは原則として1年に最大一つである。既にJAXAはASTRO-G/VSOP-2という電波天文学のプロジェクトに関し来年度の予算要求を行うことを決めており、宇宙開発委員会での評価も終了している。もしこれに加えて「はやぶさ-2」の予算も認められれば異例の出来事となるが、毎日新聞によれば、予算が認められるかどうかは微妙だという。
ウィキニュース っ、S-310)

最初にこのニュースを見たときには「後継機打ち上げ決定」かと思ったのですが、ちょっぴりぬか喜びでした。
来年度予算の記事を見ても、残念ながら「はやぶさ後継」予算が出たとはありません。まだまだ行き先を見守っていきたいと思っています。